石灰沈着性腱板炎とは?症状と原因を解説!
石灰沈着性腱板炎とは?
石灰沈着性腱板炎は、肩関節周囲の腱板にリン酸カルシウム結晶(主に炭酸アパタイト)が沈着することによって引き起こされる疾患です。この疾患は主に中年女性に多く見られ、急性の激しい痛みを伴うことが特徴です。その原因と症状について詳しく解説していきます。
石灰沈着性腱板炎の原因
石灰沈着性腱板炎の正確な原因はまだ完全には解明されていませんが、次のような要因が関与していると考えられています。
血流障害
腱板への血流が低下することで、組織の代謝が悪化し、カルシウムが沈着しやすくなるとされています。
加齢や退行性変化
年齢を重ねることで腱板組織が劣化し、カルシウム結晶が蓄積しやすくなることが示唆されています。
ホルモンバランスの変化
特に女性に多いことから、エストロゲンなどのホルモン変動が影響している可能性があります。
外傷やストレス
肩関節への過度な負担や微小な外傷が引き金となり、石灰沈着を促進する場合があります。
石灰沈着性腱板炎の症状
石灰沈着性腱板炎は急性期と慢性期で異なる症状を示します。それぞれの症状について、具体的な特徴を詳しく説明していきます。
急性期の症状
急性期は突然発症する激しい痛みが主な特徴で、次のような症状が現れます。
①激しい肩の痛み
痛みは非常に強く、日常生活に支障をきたします。特に夜間に悪化することが多く、睡眠が妨げられる場合があります。痛みは肩関節周辺に集中しますが、腕や首に広がることもあります。
②肩関節の可動域制限
痛みによって肩を動かすことが困難になります。腕を上げたり後ろに回したりする動作が制限されるため、衣服の着脱や物を持つ動作が難しくなります。
③炎症による腫れや熱感
肩周辺が腫れ、触れると熱を感じることがあります。これは腱板周辺組織の炎症によるものです。
④突然の発症
症状は何の前触れもなく急激に現れることが多く、数日から数週間続く場合があります。
慢性期の症状
急性期が過ぎると慢性期へ移行し、次のような症状が見られます。
①鈍い痛みや違和感
急性期ほどではありませんが、肩に軽い痛みや違和感が残ることがあります。この痛みは持続的で、活動中や天候の変化で悪化する場合があります。
②肩関節の動きの制限
急性期ほどではないものの、肩関節の可動域が完全には回復せず、腕を動かす際に引っかかり感や不快感を覚えることがあります。
③再発の可能性
石灰沈着物が完全に吸収されない場合、同じ部位で再び炎症を起こし、急性期のような痛みが再発することがあります。
その他の関連症状
石灰沈着物が腱板だけでなく周囲組織にも影響を与えることがあります。その結果として次のような症状も見られる場合があります。
①筋力低下
肩周辺筋肉が弱くなることで、物を持つ力や腕を上げる力が低下することがあります。
②神経圧迫によるしびれ
石灰沈着物や炎症によって神経が圧迫されると、腕や手にしびれや感覚異常を感じることがあります。
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