梨状筋症候群とは?原因と症状を解説!
梨状筋症候群とは?
梨状筋症候群は、お尻の奥にある「梨状筋」という筋肉が硬くなり、その下を通る坐骨神経を圧迫することで痛みやしびれを引き起こす疾患です。主に臀部から太もも、ふくらはぎ、足にかけて症状が現れ、日常生活に支障をきたすことがあります。梨状筋症候群は腰椎椎間板ヘルニアと症状が似ているため、正確な診断が難しい場合もあります。ここでは、その原因と症状について分かりやすく解説します。
梨状筋とは?
梨状筋は骨盤内の仙骨から大腿骨へと伸びる小さな筋肉で、股関節を外側に回す働きをしています。この筋肉の下を通る「坐骨神経」は、腰から足先まで伸びる人体で最も太い神経です。通常、梨状筋は柔軟で坐骨神経を圧迫することはありません。しかし、何らかの理由で梨状筋が硬くなると、坐骨神経が圧迫されて痛みやしびれが生じます。
梨状筋症候群の原因とは?
梨状筋症候群の原因は多岐にわたりますが、主に次のような要因が挙げられます。
長時間の座位
デスクワークや運転など、長時間座り続ける習慣は梨状筋に負担をかけます。特に椅子に深く腰掛けず浅く座る癖がある人や姿勢が悪い人はリスクが高まります。
スポーツや運動
ゴルフやテニスなど体をひねる動作を繰り返すスポーツは梨状筋に負担をかけます。また、ランニングやサイクリングなど股関節周辺を酷使する運動も原因となり得ます。
姿勢の悪さ
反り腰や猫背など姿勢の悪さは骨盤の位置を歪ませ、梨状筋に過剰な緊張を生じさせます。これにより坐骨神経への圧迫が起こりやすくなります。
外傷
交通事故や転倒による臀部の打撲、股関節周辺の怪我などが梨状筋症候群を誘発することがあります。これらの外傷によって梨状筋が炎症を起こし硬化する場合があります。
股関節の異常
股関節疾患や人工股関節の使用も梨状筋症候群につながることがあります。特に臼蓋形成不全など先天的な股関節異常がある場合、梨状筋への負担が増加します。
梨状筋症候群の症状とは?
梨状筋症候群では、お尻から足にかけて痛みやしびれなど様々な症状が現れます。その特徴的な症状について見ていきましょう。
臀部痛
最も特徴的なのは、お尻の奥深くに感じる痛みです。この痛みは坐骨神経の走行に沿って太ももの裏側やふくらはぎまで広がることがあります。
しびれ
坐骨神経への圧迫によって足全体にしびれが生じることがあります。特に膝裏やふくらはぎ、足底で強く感じられることが多いです。
姿勢による痛みの変化
長時間座っていると痛みやしびれが悪化する傾向があります。また、階段の上り下りやランニングなど股関節周辺を動かす動作で痛みが増すことがあります。
間欠性跛行
重度の場合には歩行中に痛みやしびれが強まり、一時的に歩けなくなる「間欠性跛行」が起こることがあります。休憩すると再び歩けるようになりますが、長距離歩行には困難を伴います。
腰痛との違い
梨状筋症候群では腰椎椎間板ヘルニアとは異なり腰痛はあまり見られません。臀部から足への痛みやしびれが中心となります。
まとめ
梨状筋症候群は、お尻から足にかけて痛みやしびれを引き起こす疾患であり、その原因は長時間座位、スポーツ活動、姿勢不良など多岐にわたります。早期発見・早期治療によって多くの場合改善する疾患ですが、腰椎椎間板ヘルニアとの鑑別診断が重要です。日常生活では姿勢改善や適度な運動習慣によって予防することも可能です。「お尻から足への違和感」を感じた際には早めに専門医へ相談しましょう。
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