五十肩でお悩みの方へ原因と対策
五十肩とは
五十肩は、正式名称を「肩関節周囲炎」といいます。肩の関節周りの組織に炎症が起こり、激しい痛みと可動域の制限を引き起こす病気です。はっりとした原因は分かってはいませんが、年齢を重ねると方の関節周辺の組織が老化して炎症がおこり、スムーズに動かなくなることがあります。
五十肩になる原因
・加齢による肩関節周囲組織の変性・老化
・運動不足による筋力低下と柔軟性の低下
・糖尿病などの基礎疾患による血行障害
五十肩の原因は完全には解明されていませんが、このようなことなどが関係していると考えられています。
40代後半から60代に多く見られますが、30代でも発症する場合があります。性別による違いはありません。
どんな時に痛みがでるの?
五十肩は、肩甲骨と上腕骨をつなぐ肩関節に痛みがでます。そのため、腕をもち上げるような動きが難しく、中でも腕を外側に回すような動作などは、特に痛みを感じます。
例えば
・洋服を着替える
・洗濯物を干す
・電車でつり革をつかむ
・ドライヤーで髪を乾かす
・エプロンの紐を後ろで結ぶ
・髪の毛を後ろで結ぶ
・シャンプーをする
など、いつもの動作が困難になり日常生活に不便を感じてしまう方もいます。
痛みの経過
急性期(発症から2週間程度)
痛みが強く、肩を動かしたときだけでなく、安静時や就寝時にも(夜間痛)を感じます。
痛みを伴う動作は無理に行わないように注意しましょう。
慢性期(2~6ヶ月)
安静時や就寝時の痛みは軽減しているが、動かしにくかったり、無理に動かそうとすると痛みや強いつっぱり感がでます。急性期の痛みで動かさない状態が続くことにより、関節が硬くなり動かせる範囲が狭くなります。
痛みが軽減してきたら、肩の運動を行いましょう。硬くなった肩関節をほぐして少しずつ肩の可動域を広げていきます。
回復期(6ヶ月~1年)
痛みが徐々に改善していき、次第に肩を動かしやすくなります。しかし、数年かかる場合や症状が残ることもあります。この時期には、肩の可動域や低下した肩の筋力を取り戻すため、積極的に肩の運動を行っていきましょう。
治療法
はっきりとした原因がわかっていない五十肩ですが、悪化させないためにも状態に合ったケアが必要です。
温熱療法
患部の血行を良くすることで治癒を促し、痛みの緩和が期待できます。
入浴や蒸しタオル、温湿布などの方法があります。
外出の際には肩が冷えないように、ストールなどで保温することも大切です。
寒冷療法
痛みが激しく、熱をもっているような場合には炎症を抑えるためにアイスパックなどで冷やします。
長い時間冷やし続けてしまうと筋肉が硬くなるので、痛みが軽くなったら、温めるようにして血行を良くします。
からだケア鍼灸整骨院にお任せください!
当院では、五十肩の症状に対する治療、また予防としてのボディケアメニューを準備しております。
患部に対して消炎鎮痛、組織修復効果のある超音波治療やハイボルテージ治療での施術も効果的です。
鍼治療により、筋肉の緊張をやわらげ、鎮痛効果により、痛みを緩和します。
まずはカウンセリングメニューでご相談ください。