アキレス腱の痛みでお悩みの方へ原因と対策

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アキレス腱周囲炎とは？？

「アキレス腱周囲炎」とは、かかとの骨の上部に存在するアキレス腱や、その周囲に存在する組織に炎症を起こし痛みが生じる症状です。

アキレス腱とは人体最大の腱であり、ふくらはぎの筋肉（下腿三頭筋）のかかと側の腱であり、そのままかかとの骨に付着します。
これによりふくらはぎの筋肉の力をかかとへ伝えることができ、歩行やダッシュ、ジャンプなどの運動が可能になります。

ダッシュやジャンプ瞬間などの一瞬で大きな力が加わった時や、ランニングなど繰り返し力を加えることで負荷がかかりアキレス腱周囲炎を発症しやすくなります。

 

アキレス腱周囲炎の主な症状

アキレス腱周囲炎の主な症状はアキレス腱や、その周囲に存在する組織（アキレス腱の表面に存在する腱膜や、周囲に存在する脂肪組織や滑液包など）に炎症を起こし痛みが生じる症状です。

アキレス腱の一番細い部分(くびれている部分)に発症しやすく、炎症が生じているため押したりつまんだりすると痛みがあり、腫れを伴う事も多くあります。
ジャンプやダッシュなど瞬間的にアキレス腱にストレスがかかるような運動で痛みを生じやすく、つま先立ちや歩行などにおいても痛みを生じることがあります。

運動時の痛みの他、運動後においては炎症が強く出てしまうため安静時にも痛みを感じることがあります。

 

アキレス腱周囲炎になってしまう原因

ランニングなど、繰り返しふくらはぎの筋肉をバネのように使う運動や、ジャンプやダッシュなどの瞬発的且つ爆発的に力を使うバスケットボールやバレーボールなどの競技者に発生しやすいのが特長です。
いずれもアキレス腱及び周囲の組織に反復的にストレスがかかることで発症し、運動の強度、時間、頻度が多いほど発生しやすくなります。

 

アキレス腱周囲炎になってしまったら

アキレス腱周囲炎になってしまった場合、一番大切なのは運動制限です。

痛みがあるにもかかわらずジャンプやランニングをするなど患部に負荷をかけてしまうと、回復出来ず、更に炎症が強くなってしまい症状が長引いてしまう事が多くあります。そのため、痛みを覚えた場合は一度運動を中止し、安静にすることが早期回復への第一歩です。

痛みが強い場合は15分程アイシングを行い炎症を抑えることも効果的です。アイシングを行い炎症を抑えることで痛みを和らげることが出来ます。長時間冷やしすぎてしまうと凍傷の恐れがある為15分程度にとどめ、引き続き行なう場合は1時間ほどのインターバルを設けるようにしましょう。

 

アキレス腱周囲炎にならないために

ケアを行なう

柔軟性の低下、疲労の蓄積などにより症状が出現しやすくなるため、日頃からセルフストレッチやマッサージを行うことは効果的です。
特に足の裏やふくらはぎの筋肉のケアを行うことが予防のポイントとなります。

 

休息をしっかりとる

アキレス腱周囲炎になる方の多くは日頃から運動を頑張っている方で、そのほとんどの方が習慣的に取り組んでいる方々です。休息が不十分でオーバーユース気味になってしまうと症状が出現してきてしまう事がありますので、勇気をもって休息をとることや、運動量の調節を行うことも大切です。

 

アキレス腱周囲炎にオススメのセルフケア

ふくらはぎ（下腿三頭筋）のストレッチ

下腿三頭筋とは腓腹筋、ヒラメ筋を合わせた総称で、主に足首の屈曲（つま先を伸ばす）、膝関節の屈曲（曲げる）の際に使用する筋肉です。

歩行時は地面を蹴り、前に進む際に働き、ジャンプやダッシュなど瞬発的に大きな力を出す際にも主要として働く筋肉でもあります。
また、『第二の心臓』とも呼ばれ、弛緩と収縮を繰り返すことで足部の血液を心臓に戻す際に働くポンプのような役割もあり、非常に重要な役割のある筋肉でもあります。

方法は、50cm程離れた位置から壁に向かって立ち、伸ばしたい方の足の指と付け根を床から10cm程の高さの位置に付け、かかとは床に接地します。この時もう片方の足はやや後ろに出し、転倒しないように気を付けましょう。
その状態で膝を伸ばし、身体を壁に近づけると少しづつ壁にかけている方のふくらはぎが伸びてきます。

勢いよく行なうと痛めてしまう恐れがあるので、ゆっくりと無理しないように行なう事がポイントです。

 

足裏のマッサージ

足裏には足の指を動かす際に必要な筋肉が数多く存在し、足裏のアーチ形成に深く関係があります。
足趾の運動のほか、立位の保持など姿勢維持の際に働き、常に体重を支えている為働き続けている部位です。
足裏の緊張が強くなるとアーチ構造が乱れ、衝撃を吸収しきれなくなり、アキレス腱周囲にかかるストレスも増加します。

方法は、まずゴルフボールやテニスボール（サイズ的にゴルフボールがおすすめ）を準備し床に置きます。椅子に座り、足裏でボールを転がすように当ててマッサージを行ないます。体重のかけ具合で刺激量を調節し、強すぎず、痛気持ちいい程度の強度で行なうようにしましょう。

 

からだケア鍼灸整骨院にお任せください！

当院では、アキレス腱周囲炎の症状に対する治療、また予防としてのボディケアメニューを準備しております。

患部に対して消炎鎮痛、組織修復効果のある超音波治療やハイボルテージ治療での施術も効果的です。

鍼治療により、筋肉の緊張をやわらげ、鎮痛効果により、痛みを緩和します。

まずはカウンセリングメニューでご相談ください。

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