股関節の痛みの原因とは?知っておきたい4つの影響
股関節の痛みの原因は?
股関節は二足歩行で生活する人間にとって非常に負荷がかかりやすい関節です。
痛みの原因は様々で、痛み方や痛みの場所など状態によって対処に至るまで様々です。
まずは股関節の痛みの原因を知り、改善、そして予防に努めましょう。
スポーツや重労働など過度な運動による負荷
股関節周囲には殿筋群をはじめとする強力な筋肉が多く存在し、それにより安定的に立位を保持できたり二足歩行を可能としています。スポーツなどによってこれらの筋肉を酷使することで負担がかかり、筋肉の柔軟性が低下し筋肉が強く張ってしまい痛みを生じる事があります。特に中殿筋などのお尻の筋肉は立位を保持する際に働く筋肉であるため、非常に使用頻度が高く疲労しやすい筋肉と言えます。
股関節の曲げ伸ばしを頻繁に行うスポーツや仕事などを行っている場合、股関節周囲の筋肉に負荷がかかるため疲労をため過ぎないようにケアをしっかり行うことが重要です。
加齢や身体的変化などの影響
加齢により股関節を構成する骨や軟骨、靭帯などに変形、変性が起こることがあります。加齢によるものとしての多くは骨や軟骨に多く見られ、変形性股関節症と呼ばれます。骨の変形が起こる事で関節の形状が変化し、痛みと可動域の制限を伴います。
過去にスポーツなどによって酷使していた経歴があったり、肥満傾向にある場合は特に関節にストレスがかかりやすくなるため、変形性股関節症を発症しやすい要因になるとされています。
先天的な関節の形状のによる影響
股関節のお皿側である寛骨臼が通常よりも浅いなどの先天的な要因によって痛みや不安定感などの症状を伴うことがあります。先天的に寛骨臼が浅い状態を臼蓋形成不全といい、臼蓋の形が不完全であるために、大腿骨頭が臼蓋に収まらず、はみ出している状態のことをいいます。そのため、関節部により負担がかかり、進行すると変形性股関節症を発症してしまう事があります。
臼蓋形成不全は女性に見られることが多いのが特徴です。また、乳幼児期に股関節の脱臼(先天性股関節脱臼)を患ったことがある場合にも関節の形状に影響を与えやすいとされています。
初期は無症状であることがほとんどですが、経年により症状が出現しやすくなります。
交通事故や転倒による怪我
交通事故や転倒は非常に大きな衝撃が加わるため、股関節の脱臼や骨折、関節周囲の軟骨の損傷など怪我を負うことも少なくありません。車の事故で衝突時にダッシュボードに膝をぶつけた際に、その力が股関節へ伝わり股関節脱臼や大腿骨頸部骨折、寛骨臼骨折を伴うことがあります。また、転倒した際にお尻を強打した際も大腿骨頸部を骨折してしまうことがあります。
特に高齢者の方は年齢を重ねるにつれ、骨密度が低下し骨がもろくなってしまうため、骨折の発生率が高くなるため注意が必要です。事故や転倒後に股関節に痛みがある場合は、病院を受診し検査を受ける事をお勧めします。
股関節の痛みをともなう症状や疾患
股関節の痛みを伴う症状や疾患のなかでも特に代表的なものを紹介いたします。
変形性股関節症
変形性股関節症とは、関節内部の軟骨が摩耗し、骨の変形が起こり痛みや可動域制限を生じる症状です。主な原因は経年によるもので、特に肥満傾向にある場合や先天的に関節の形状に異常がある場合などは、進行しやすい要素とされています。症状は程度によって大小ありますが、多くは運動時、運動後の痛みを伴ったり、股関節を曲げ切ったり伸ばし(反る)きったり、捻ったりなどの動きが充分にできず可動域の低下を伴います。
進行し症状が重度になると歩行もままならなくなり、人工関節置換術の手術が適応されることもあります。
大腿骨頭壊死症
大腿骨頭壊死症は大腿骨の先端の大腿骨頭が血流障害などによって壊死を起こす病気です。
大腿骨頭は股関節を構成する頭の部分であるため体重負荷がかかりやすく、壊死を起こした部分に体重が掛かる事で陥没などの圧壊を起こし強い痛みを生じる事があります。
壊死を引き起こす血流障害の原因には、骨折などの怪我によって起因する原因がはっきりわかっているものの他、原因がよくわかっていないものも存在します。原因が解っていないものを「特発性大腿骨頭壊死」といい、難病指定疾患とされています。
弾発股
弾発股とは、股関節を動かした際に関節の周囲からゴリッという弾発音を招じる状態で、弾発音の主な原因は、骨の隆起などに筋肉や腱が引っかかり発生します。引っかかりの際に摩擦がおこるため、繰り返し摩擦の刺激が加わると炎症を起こし痛みを伴うことがあります。
筋肉の緊張が強いと発症しやすくなるため、股関節の柔軟性を保つことが予防として大切です。
股関節インピンジメント症候群
股関節インピンジメント症候群とは、股関節を形成する寛骨臼や大腿骨に骨のでっぱりなどの形態以上があることで股関節の曲げる動きや捻る動きに関節の中で骨同士の衝突が起こることで痛みや可動域の制限を伴う症状です。多くの場合、股関節を前に曲げる動きと内側に捻る動き(屈曲と内旋)を同時に行った際に痛みを誘発する事があります。
痛みのある動きを繰り返し行うことで、股関節の周囲にある関節唇の損傷を伴い、骨や軟骨の損傷が進むと変形性股関節症に進行する可能性があります。
股関節が痛い時のセルフケア
普段のご自宅でできるセルフケアもご紹介します。
股関節の痛み解消!今すぐできる効果的なセルフケア
ただし、急性の痛みや我慢できない強い痛みの場合は速やかに整形外科や整骨院へ行くことをおすすめします。
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