鵞足炎とは?症状と原因を解説‼
鵞足炎とは
鵞足炎は、膝の内側下方にある「鵞足(がそく)」と呼ばれる部位に炎症が生じる運動疾患です。鵞足という名前は、この部位が鵞鳥(ガチョウ)の足のように見えることに由来しています。
鵞足は膝から約5〜7cm下がった脛骨(すねの骨)の内側に位置し、縫工筋、薄筋、半腱様筋という3つの筋肉の腱が付着している部位です。この部位には滑液包と呼ばれる小さなゼリー状の袋が存在し、筋肉や腱と骨の間で摩擦を軽減するクッションとして機能しています。鵞足炎は、この滑液包に炎症が生じた状態(滑液包炎)で、膝の内側に痛みや熱感などの症状を引き起こします。
鵞足炎の原因
オーバーユース(過度な使用)
鵞足炎の最も一般的な原因は、膝の繰り返しの使用による負担です。特にランニングやバスケットボール、バレーボール、サッカーなど、膝の曲げ伸ばしやジャンプを多用するスポーツをする人に多く見られます。ランニングでは長距離を走ったり、急な坂道を上り下りしたりすることで発症リスクが高まります。
身体の柔軟性の低下
日常的にストレッチを行わず、身体が固くなっている方は鵞足炎を発症するリスクが高まります。特に鵞足を構成する筋肉(縫工筋、薄筋、半腱様筋)や内側ハムストリングスの柔軟性が低下すると、鵞足部に繰り返し物理的ストレスが加わり、炎症を引き起こしやすくなります。
不適切なトレーニングやフォーム
膝が内側に入る内股のようなフォームの悪さも鵞足炎の原因となります。特にランニング中に膝が内側にぶれる動きをする人やX脚気味の人は、鵞足炎になりやすい傾向があります。
準備運動不足
スポーツやトレーニングの前に十分なウォーミングアップやストレッチを行わないと、筋肉や腱が十分にほぐれないまま運動を始めることになり、鵞足部に大きな負担がかかります。
その他の要因
肥満:体重増加により膝への負担が増大します
変形性膝関節症や内側半月板損傷などの既往
打撲などの外傷
サイズが合わない靴の使用
鵞足炎の症状
膝の内側の痛み
鵞足炎の最も特徴的な症状は、膝の内側下方(膝から約5cm下)に現れる痛みです[16][17]。膝の内側を指で押したときに鋭い痛み(圧痛)を感じることが多く、状態の悪化とともに痛みが強くなっていきます。
鵞足炎の初期段階では、運動中や運動後に痛みを感じることが多いです。特に歩行や走行時、階段の昇降、椅子からの立ち上がり時などの膝の屈伸運動に伴って出現することが多いです。
運動を開始時に痛みがあっても、ウォーミングアップで体が温まると楽になることが多いため見過ごされることが多いですが、症状が進行すると運動の途中で痛みが増して、運動後もしばらくの間痛みが続くこともあるため注意が必要です。
膝の動作不良、違和感
痛みのほかに膝を曲げ伸ばしする際に「引っかかり感」や「突っ張り感」を感じることがあります。鵞足部の腱や滑液包の炎症によって膝の動きに支障が出ているためです。
また、痛みのために正座や膝立ちが困難になることもあります。
その他の炎症症状
鵞足部に炎症が起きると、以下のような症状が現れることがあります
腫れ(膨らみ)
熱感
発赤(赤み)
これらの症状が確認できる場合は強い炎症がおこっているサインですので、直ちに運動を中止して安静にし、冷やすなどして炎症を抑える処置を行いましょう。
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